揺れ動く…

もうすぐ、3月15日。

社宅の募集が出る。

 

応募までに売却の不動産会社を決めて、上司に許可をもらうらしく、早めに動いとくかということで一括査定の申込をした。

 

全く、決まっていないし、売れるかもわからない状況だけど、不動産やさんとやりとりを交わしただけで、現実味が帯びてきてどきどきしている。

 

 

「住めば都にならない」と、ここの土地が気に入らなくて動いてきたけれど、いざ、離れると思ったら2年間の思いでがたっぷり詰まっていた。

 

相変わらず、不便なところで気に入らないけれど、そんな不便さにも少しずつ慣れてきていたから、少し寂しい。

 

 

 

引き寄せ1 仕事

短大2年の春頃、漠然と就活をはじめた。

 

特にやりたいこともないので、有名な企業に応募し、落とされていた。

 

本当にやりたいことじゃないから志望動機もうまく話せない。やりたいことをやろう。

 

そう考えた。

 

私は何が好きだ?「色」を扱う仕事に興味がある。でも「色」を扱う仕事は何があるのか、そのときの知識は乏しかったので身近にある「メイク」の学校に通ってみるのが良いと思った。

 

夏前にはめちゃくちゃバイトして30万を貯め、メイクスクールに入った。

 

そのあと、短大の就活課からお呼びだしがかかった。就活状況、どうなってるんだ?と。

 

私は「色に興味があって今はメイクスクールに通っている。新卒が間に合わなければ中途採用を狙う」と言った。

 

数日後、また就活課から呼び出し。

 

「色に興味があるなら、こういう募集が来ているけど」

 

 

それはネイリストの採用パンフレット。無料ネイルスクールにも通わせてもらえるらしい。

 

 

即決し、そこに就職した。辛いこと、大変なことももちろんあったが色に携わる仕事は毎日楽しかった。

 

そこは退職したが、ネイリストとしての活動は続き、子育てに入る直前はお店を構えていた。時間の融通がきく仕事をしたかったので、とても好都合だった。

インフルエンザでダウン

Nを見に行った日の夜、主人が「熱っぽい」といった。体温は37度。

Nをみて、近所のおおきな公園でこどもたちを遊ばせた。気温は最高10度で曇りの寒い日だったから、風邪をひいてしまったんだと思った。

 

しかし、普段なら翌日に解熱しているはずが、まだ37度。

 

この後、次男が発熱し、病院でインフルエンザに感染していることが発覚。

急いで主人にも連絡し、病院での検査はインフルエンザ。予防接種をしていたので症状が軽く、熱もあまりあがらなかった。

 

ここまでくると、家族の私たちはかかるの待ち。

 

長男は翌日に発熱、私は、主人が熱を出してから5日後の土曜日に発熱した。

 

土曜日の9時頃から熱がでたので、病院は土日は休みだし、一番きつい状態で2日も過ごすのは嫌だ。

 

「明日には回復している」

 

そう思うことにした。

 

たまたま主人は休みだったので私はゆっくり横になって休むことができた。熱はどんどんあがる。時刻は11時を過ぎたところ。

 

 

「病院を調べよう」

 

土日は休みだと思ってたのが、一応調べようと行動した。

 

ほとんどが午前までだったが、1件、午後もあいているクリニックが見つかった。

 

午後1番に駆け込み、検査の結果はもちろんインフルエンザだったので薬をもらう。

 

 

そして今が、「明日は回復している」と願った明日なのだが、回復とはいわないまでも37度程度で落ち着いている。

 

あのとき病院に行かなかったら、今夜も38度を越えて眠れない夜になっていただろう。

 

 

「思考は現実化する」

 

今回の出来事は、思考が行動へ結び付いた分かりやすい例だと思う。

明日にはよくなると望まなかったら、病院は探さなかった。

 

この経験を経て、私は自分の人生でおきた二つの不思議なことにこの「引き寄せの法則」が使われていたのではないかと気づいた。

 

この法則のことを知る、ずっと前なのだが。

感情を、得るのだ

イマイチ、「だめだったらこんなに信じこんで落ち込んでしまう…」そんな思いが抜けなくて、再度調べた。

 

 

なになに?

 

引き寄せの法則とは、願った事柄を引き寄せるのではなく、願いが叶ったときの感情を引き寄せる………

 

 

気づいたのだが、Nが当選して、Pが希望の価格で売れて、やっと安心して喜べる。

だから、Nに当選する妄想と同時に、Pが売れることも妄想しなければならない。むしろ、こっちの方が心配のたねだ。

 

ローンの残は2150万程度。

同フロア、同平米の部屋が2600万程度で出ている。(2016年、夏から。値下げなし)

 

他の棟だと、向きの違いや数平米の差はあるが、2400~2800万で出ている。

 

 

そりゃあ高く売れるに越したことはないが。今後の暮らしを考えれば、ローンと手数料、引っ越し費用が賄えるだけの金額で売れたら、良いとも思う。

 

「ダメだったら…」と思う気持ちはなかなか消せない。

 

Nに当選(空きがある)

Pの売却

 

この両者を成り立たせる。

 

Nには必ず、いづれ引っ越す。(今回の募集で空きがなくても、注視すればいい)

 

Pは私たちの納得いく金額で売れる。

 

少し余裕をもったことで、俄然信じやすくなった。

 

 

 

はじめたこと

私が住みたい新築社宅のことを「N」、今のマンションを「P」ということにします。

 

 

Nに住むという想像は、寝る前にしている。

具体的に、3月の募集に応募して、決定通知が4月8日にくる。だから、5月15日以降の引っ越しになるので、、、

 

 

そうなると、今から引っ越し準備をしなければいけない‼あと2ヶ月半!

 

段ボールにつめる、まではいかないけど「ものを増やさない」ことは意識してできる。

この機会に、使ってないものを処分する。

 

捨てるタイミングを逃していたバスタオルを半分に減らし、まだ着れるけどここ何年か着てない服、メルカリで売れ残っているこども服をごみ袋に。

 

 

少し掃除しただけでごみ袋2つがいっぱいになった。…恐ろしい

 

大物の、ベビーベッドと三輪車をどうにかしなければ。

 

だんだん錯覚してきた。

法則としてはこれであってるはず。

でも、私の性格で、「こんなに期待して、信じて、ダメだったら相当落ち込むんじゃないか」って気持ちが出てきて、ブレーキをかけてる気がする。

 

 

 

 

 

 

 

想像していた以上の物件

思い立ったが吉日。

本日、新築社宅を実際にみてきた。と、言っても工事段階(ほぼ出来上がってるが)とアポなしなので外から眺めるだけ。

 

まず、駅が改装されていたことに驚き。私が住んでいた8年、パッとしない駅で駅前も狭く、まぁ、普通の各停停車駅といった感じだったのが、なんととーっても広くなり多量の駐輪場も工事中。

 

そこから約7分で、現地へ。Googleでみていたけれど実物は「………」夫と二人で絶句。

 

絶対ここに住みたい。

 

駅までの道はまっすぐ平坦。車も通るが、道が広い。

目の前にスーバー。

目の前にJR駅へのバス停。

 

昔の社宅は築30年で、社宅なんてそんなもんでしょと思ってたのが、なにこれ普通の新築マンションじゃん…

 

引っ越せば夫の通勤は15分程度になる。ただし、2~3年後は他の場所に行くことになるが。

私としては、育児を手伝ってほしい「今」、はやく帰って来てくれるのは魅力だ。

 

もともと、今のマンションから出たいと言ったのは私で、夫の意思ではなかったが、さすがにこの社宅には心がざわつくと言っていた。

 

家に帰って来て、もう1度、引き寄せの法則を検索した。

 

もしかしたら、この新築社宅は引き寄せの法則で引き寄せたのでは?

そう思ったら妄想がしやすくなった。

 

具体的に、想像してみる。

 

2月末の申込には間に合わないので、3月中旬に出ていた残り12戸の募集に応募し、当選した。

当選したのは南向きの4階で、縦リビングの部屋。

引っ越しは5月中旬になるので、相場の9割で買取りしてくれる不動産業者にお願いした。

 

 

 

妄想しているうちに気持ちに変化が。

売れたマンションなのだから、掃除をしなくちゃ。ものは増やさないように。

 

今のマンションを、客観的に見れるようになっていた。ここが売れなきゃいけないわけだけど、それを願っているのだけど、少しさびしい。

こんな風に思うと思わなかった。もっともっと、嫌で仕方なかったはず。

 

不便の上にある自然や海なんて、いらないと思っていたが、こどもとの生活のなかには「都会の便利さ」より「郊外の自然」がしっくりくるようにも感じた。

 

2年分の思いでがつまったこの家にも愛着があって、感謝をするようになった。

引き寄せの法則

はじめて「引き寄せの法則」というものを知った。

 

まだ勉強しはじめたばかりだが、手にいれたいものがあるときに「欲しいなー」と思うのではなく、もう手にいれているように振る舞い、思うことで潜在意識に働きかけ、実際ゲットできてしまうんだそう。

 

これは具体的に考えることが有効で、住みたい場所があるならばピンポイントで、このマンションの何階に住んで、ソファはこう置いて、、、など考えるようだ。

 

私は、このマンションの部屋事態は気に入っている。内装は好きだ。外観も好きだ。見える景色も良い。地域の方も、こどもに優しい。

せめて、この地域にそこそこ大きなスーパーができてくれて、ターミナル駅までの20分強、平日昼間なら座れるように車輌が増結してくれて、電車で10分の廃れているショッピングモールにテラスモールやららぽーとなみの活力が戻ってくれたら…

 

と思ったが、それってものすごい他力本願で叶いそうもなく、わたしにはどうすることもできないのでやめた。

 

先日の新築社宅マンションへは、主人が休みの日に現地へ行ってみる予定だ。

 

3歳、1歳連れて電車で40分ほど。

 

8年住んだ、都内に戻るのは2年ぶりだ。(車では何度も通っているが)

再開発がすすみ、駅直結の店舗ができて様変わりしているようだが、悔しくて今までは来れなかった。

 

「もしかしたら戻れるかもしれない」

 

そう思ったら行く気になった。

 

社宅への申し込み期限は月末。さらに売り出し中の証拠を出さないといけない。

今までだったら、ギリギリでもなんとかして間に合わせて、無理矢理押し通していただろう。

 

でも、今回はやめた。

 

現マンションも同じような状態で「買いたい気持ち」で焦って無理をして購入し、この状態だ。

 

現地へ行ったら、引っ越したい気持ちが増すだろう。募集は20だったが、埋まらなければ次回へ持ち越し。

そもそも、今のマンションが売れてから申し込むのであれば、たぶん残ってない。

 

それでも現地へいき、気に入ったら「引き寄せの法則」通り、イメージをしてみよう。